「骨折予防を目的とした骨粗鬆症診療~FRAXの活用と骨質の考慮~
」
講演:石橋英明 (高齢者運動器疾患研究所代表理事・伊奈病院整形外科部長) 平成22年9月30日(木)
香川県高松市
講演について(文責:石橋英明)
9月30日に香川県高松市で行われた「第20回香川整形外科セミナー」で
石橋が「骨折予防を目的とした骨粗鬆症診療~FRAXの活用と骨質の考慮~」というタイトルで講演しました。
骨粗鬆症の予防は骨密度の増加ではなく、骨折予防そのものであることを最初に強調して、FRAXと骨質、そしてロコモについてお話ししました。
FRAXとは、Fracture Risk Assessment Tool(骨折リスク評価ツール)のことで、簡単な質問で今後10年間に骨折する確率が算出されるというWHOが開発した骨の評価ツールです。
また、骨質とは、骨の強さを決める骨密度以外の要因で、骨の小さな構造や、骨の新陳代謝の速さ、骨内の小さなキズ、そして骨のコラーゲンの性状などで決まるとされています。
最後にロコモのことを紹介して、ロコトレのやり方やその効果などについて説明しました。
3つのテーマで盛り沢山の内容になりました。
少し内容が多すぎたかもしれませんが、皆さん興味深く聞いていただいていました。お疲れ様でした。
香川大学医学部教授の山本先生、同じく講師の真柴先生、たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
また、松本先生を初めとする整形外科医会の先生方も、いろいろお話をいただいてありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
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