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第12回 板橋いきいきロコモ講習会を開催しました


「整形外科でよく処方される薬の知識」


【日 時】
平成29年2月22日(水) 午前9時30分~11時45分(午前9時開場)
【場 所】 板橋区立グリーンホール2階ホール


【講習内容】

①講演

  「整形外科でよく処方される薬の知識」
NPO法人 高齢者運動器疾患研究所 代表理事
医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長  石橋英明先生


②みんなでロコテスト
片足立ち持続時間測定 30秒イス立ち上がりテスト

③いきいきロコモ体操
「スクワット、片足立ち、かかと上げを歌に合わせてやってみよう」  
歌に合わせて参加者全員で、ロコモ体操をしました。

④質問コーナー
皆さんのお悩み、質問に演者が答えていきました。


【講習会について】
平成29年2月22日(水曜日)に板橋区立グリーンホールにて、「第12回板橋いきいきロコモ講習会」を開催しました。
当日は晴天に恵まれ、寒さも比較的穏やかな日で200名を超える多くの方にご参加いただきました。

今回のテーマは『整形外科でよく処方される薬の知識』で、整形外科でよく使われる「痛み止め」と「骨粗しょう症薬」について紹介しました。
講師は、お馴染み高齢者運動器疾患研究所(高運研)の石橋英明先生でした。
痛みは身体や精神的なストレスになります。また、痛みでよく動けない、動かない状態が続くと筋力や骨も弱くなります。
したがって、痛みがあるときは上手に痛み止めを使うことが大切です。
ただ、多くの痛み止めは胃や腎臓の副作用もありますので、強い痛みでなければ1日1回程度にして、痛みが少ない時は使わないといった気遣いが大切です。
また、今は神経障害性疼痛薬、中枢性鎮痛薬などの新しい痛み止めも良く使われています。
「痛み止めについて正しい知識を持ち、上手に使うことが大切」という訳です。

骨粗しょう症薬も多岐にわたります。作用機序や投与方法もさまざまで、内服や注射、点滴などがあり、毎日飲むものから、週1回・月1回・半年に1回・年1回などいろいろです。
5年、10年と長く骨の薬を使った患者さんのデータでは、骨密度が増えていくか、増えたところで維持しているかのどちらかです。やはりしっかり続けることが大切です。
今回は、痛み止めや骨粗しょう症薬の具体的な効能などに関する比較的難しい話でしたが、会場の皆さんは真剣に石橋先生の話に耳を傾け、メモをされていました。

石橋先生の講演の後は、「みんなでロコテスト」です。
新井先生(埼玉医科大学)と旭先生(日本医療科学大学)の2人の進行で片足立ちテストと30秒椅子立ち上がりテストを実施しました。いつものように会場の皆さんが二人一組となり、交互に実施しました。皆さん、和気あいあいと楽しみながらテストされていました。

次いで、埼玉医科大学の藤田先生と丸谷先生とでロコモ体操の紹介と実演を行いました。大勢の皆さんと一緒に歌いながらロコモ体操をし、楽しい一時でした。

最後は恒例の質問コーナーです。皆さんからの質問やお悩みに石橋先生、藤田先生が丁寧に回答しました。

今回は、特別にロコモチャレンジ!推進協議会の公式ロコモカレンダーのプレゼントがありました。
ジャンケンで勝った4人に1人の方がプレゼントをもらえましたが、そうでなかった方も笑顔でお帰りになり、こちらとしても安心、満足感のある講習会でした。
大変たくさんの方にご参加いただき、感謝申し上げます。



いきいきロコモ講演会風景 いきいきロコモ講演会風景
熱心にメモされる皆様。 講演中の石橋先生。

いきいきロコモ講演会風景

いきいきロコモ講演会風景
ロコテスト、片足立ちをする皆さま。 歌いながらスクワット!

いきいきロコモ講演会風景

 
ロコチャレカレンダーをもらった方々ももらえなかった方も笑顔で!  



板橋いきいきロコモ講習会コメント
板橋いきいきロコモ講習会コメント



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