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第22回 板橋いきいき講演会を開催しました


「足腰の健康の重要性と関節の痛みの対処法」

【日 時】 平成28年4月23日(土) 午後1時~4時 (午後11時開場)
【場 所】 板橋区立文化会館 大ホール(東武東上線 大山駅徒歩3分) 地図はこちら

【講演内容】

開演前に、超音波測定器を用いた骨量測定を行いました。
約600名の希望者の方から抽選で選ばれた130名の方に超音波骨量測定機器3台を用いて測定しました。
骨粗鬆症マネージャーの資格をもった、骨粗鬆症の知識の豊富な3名の看護師による結果説明はとても好評でした。
午後1時より講演会が始まりました。

①ご挨拶
 「運動器の健康、そしてロコモ予防の重要性」
NPO法人 高齢者運動器疾患研究所 代表理事
医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長 石橋 英明先生

②講演1
「腰の痛みと脚のしびれの原因と対策~腰部脊柱管狭窄症の基礎知識」           
東京都健康長寿医療センター
脊椎外科部長 穴水 依人先生

③講演2
「骨と筋肉のための栄養のポイントとお勧めメニュー」           
帝京平成大学健康メディカル学部
健康栄養学科教授 塚原 典子先生

④いきいきロコモ川柳 
皆さんからご応募いただいたロコモに関する川柳の中から優秀作を発表して、表彰しました。
今回のお題は「腰の痛みと脚のしびれ」でした。

⑤いきいきロコモクイズ
ロコモに関するクイズと解説です。皆さんに考えてもらいました。
埼玉医科大学保健医療学部理学療法科 講師 新井智之先生

⑥いきいきロコモ体操
~スクワット、片足立ち、かかと上げを歌に合わせてやってみよう~
歌に合わせて参加者全員で、ロコモ体操をしました。

⑦質問コーナー
質問票に書いていただいた質問に3人の演者が順番に答えていきました。


【講演会について】
平成28年4月23日に板橋区立文化会館大ホールで、「第22回板橋いきいき講演会」を開催しました。
今回のテーマは、「腰の痛みと脚のしびれ、そして骨と筋肉のための栄養のお話」で、講師は東京都健康長寿医療センター脊椎外科部長の穴水先生、帝京平成大学健康栄養学科教授の塚原先生にご講演頂きました。
当日は曇り空ではありましたが、暑くもなく寒くもない丁度良い講演会日和で、994名と過去最高、大変多くの方にご参加頂き、とても盛り上がりました。
最初は高齢者運動器疾患研究所理事、石橋先生からの挨拶でした。
その中で、要支援・要介護の原因に足腰の問題が多いこと、平均余命のデータからは今の高齢者は平均でも90歳まで生きるといった「切実な事実」から始まり、ロコモ予防のための「いきいきロコモ7か条」まで軽快なトークでの解説でした。
「今日の知識を明日の知恵に、足腰きたえてロコモ予防」といつものように会場の皆さんと声を合わせて、講演会がスタートしました。 
               
穴水先生のお話は、腰痛で困っている方が非常に多いというお話から始まり、背骨のつくりの話や椎間板に良い姿勢や運動方法を、先生自身がモデルになった写真で、わかりやすく説明されました。
また、脊柱管狭窄症の説明、似た症状をもつ疾患の紹介もあり、大変勉強になったと思います。
参加者の中には先生の患者さんも多く、穴水先生が笑顔で手を振られる姿も印象的でした。



続いて塚原先生のお話です。健康的な体格を保持していくためには、食事の適量を知ること、タンパク質、カルシウムやビタミンDをとることを強調されました。
特に不足しがちなカルシウムは様々な食材にスキムミルクを加えて使用すると簡単に補えるということで、具体的な例も挙げて頂きました。
男女とも、タンパク質やカルシウムの摂取量が足りていない現状があり、骨と筋肉に必要な食事のお話はとても有意義でした。

いきいきロコモ川柳では、128句という多くの応募作の中から優秀作を選出しました。
受賞した7名の方々にご登壇頂き、表彰状と記念のレイを差し上げました。
たくさんの作品のご応募ありがとうございました。


いきいきロコモ川柳 優秀作

お題は「腰の痛みと脚のしびれ」




「いきいきロコモクイズ」では、会場から笑いも起こりつつ明るい雰囲気で皆様にご参加頂きました。
骨粗鬆症予防に必要な歩数の問題やサルコペニア、運動機能の衰えに関する問題でしたが、半数以上の方が正解されており、ご参加の皆様が勤勉で知識が豊富なことに改めて驚かされました。

いきいきロコモクイズ



【解説】
“サルコペニア”とは,「加齢に伴う筋力の低下および筋肉量の減少」と定義されています。
下記に、お家でも簡単にサルコペニアかどうかを確認できる方法を紹介します。

《正解》 3

【簡易的な低筋量・低筋力のチェック法】 
「ゆび輪っかテスト」の方法
1.両手の親指と人差し指でつくった「ゆび輪っか」で、ふくらはぎの最も太い 部分を囲んでみる。
2.隙間ができるようだと、「下肢筋量低下」の可能性があります。
※ 脚がむくんだり、脂肪が多いと隙間ができませんのでご注意ください。






「いきいきロコモ体操」では、皆さんと一緒に歌いながらロコモ体操(スクワット、片足立ち、かかと上げ)を行いました。
石橋先生、新井先生の深みのある歌声が会場を沸かせておりました。

いきいきロコモ講演会風景

いきいきロコモ講演会風景

挨拶する石橋先生

講演中の穴水先生


いきいきロコモ講演会風景

いきいきロコモ講演会風景

塚原先生の様子

石橋先生と川柳表彰者の方々

いきいきロコモ講演会風景  

スクワットの説明をする新井先生(手前)と石橋先生(奥)

 











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