わかる!くわしい!高齢者の整形外科疾患
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外反母趾とは?

外反母趾は、足の親ゆびが人指しゆび側に傾く変形のことです。親ゆびの付け根の内側が腫れて痛むことがよくあります。
整形外科では、一般に「手のゆび」は「指」を使い、「足のゆび」には「趾」を使います。
また、扁平足を伴うことが多く、ハイヒールや先の尖った靴が関係しているといわれています。
また、関節リウマチの場合も、外反母趾になりやすいようです。


どんな症状が出るの?

図のように、第1中足骨は内側に向いて、逆に親指の趾骨は外側に向いています。こうなることで、親ゆびの付け根の内側、すなわち第1中足骨頭が内側に張り出して、靴などで圧迫されて徐々に腫れてきて痛みます。
圧倒的に女性に多いようです。

外反母趾イメージ


どのように診断するの?

症状と視診とで簡単ですが、レントゲンをとって第1中足骨や母趾の骨の様子をみます。母趾の変形があっても痛みがなければ放置していてかまいません。


どんな治療があるの?

治療は、ハイヒールや先の細い靴を控えて幅の広い靴をはくようにすること、親ゆびと人指しゆびとの間にスペーサーを入れる、靴にアーチサポートの足底板を入れるといった保存療法をします。

手術は、第1中足骨の向きを変える骨切り術が主ですが、いろいろなやり方があり、変形の程度によって決めます。 母趾変形あっても痛みがなければ、靴などを考えるだけでかまいません。

博士

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