7月25日に第1回「いきいきロコモ講習会」を開催しました。
ロコモのトレーニング、「ロコトレ」の実地指導を目的としたものです。
ただそれだけではなく、まず参加者みなさんの運動機能の評価をしました。
1時半からの受付開始でしたが、1時にはもう数名の方がいらしていて、運動機能評価から順次始まりました。
まず、体組成計。
体重計のような器械(右の写真)に乗って、身体の組成、つまり脂肪量や筋肉量などを身体の部位ごとに測るものです。
そのあと、10mの歩行速度。早く歩けることは、身体のバランスの良さを表します。
次にタイムド・アップ・アンド・ゴーという耳慣れない名前の検査。
これは、椅子にこしかけた状態から立ち上がって、3m先まで歩き、また椅子に戻ってきて腰かけるまでの時間を測るものです。11秒以上かかると、「運動器不安定症」という転倒しやすい状態と判断されます。
そして、片足立ち時間の測定。15秒以上立っていられることが目安です。
そのあと、握力、足の指の握力(これも転倒しやすさに関係あります)、膝を伸ばす力を測定しました。
こうした測定には、藤田先生(4月の講演会でも講演していただいて、今回の講習でも指導してくれています)の埼玉医科大学の学生さんがアルバイトで手伝ってくれました。
そのあと、石橋と藤田先生によるロコトレ指導です。
ロコモーショントレーニング「ロコトレ」は、御存知のとおり、スクワットと片足立ちが第1です。
両者とも、4月の「いきいきニュース」で詳しいやり方を紹介しましたが、今回はその実地指導です。
スクワットは、「椅子に腰かけるよう」にしますが、もっとわかりやすく言うと、トイレで便器に座るときと同じ姿勢です。
というわけで、講習会では便座の形のシートをイスにおいて気分を出してもらいました。「便座スクワット」です。
そして、シンギング・スクワット。
ゆっくりなテンポの歌を歌いながらスクワットをすると、時間をかけた「良い」スクワットができます。
そのあと、片足立ちです。
1分間の片足立ちは、「ダイナミック・フラミンゴ療法」という名前で呼ばれることもあり、脚の付け根の骨を強くしたり、転倒予防の効果があります。
左右1分間ずつするのですが、これがけっこ長い。
これも、歌を歌いながらします。少しテンポが速い飽きが来ない曲がよいでしょう。
参加の皆さん、楽しく学習できたでしょうか。
このあと、9月はじめまで合計6回の講習会を行います。
(文責:石橋英明)
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